しもの六太(公明党・福岡選挙区)7月5日の演説
昨年6月まで私は、30年間中学校で保健体育の教師として、教育現場の最前線で、真正面から子どもたちと向き合って参りました。
教育現場では、今なおいじめ・不登校・児童虐待、さらには家庭の経済格差による教育格差の問題と、課題が山積をしております。
これらの諸課題を解決したいとの思いから、教育現場から政治の世界に挑戦することを決意をさせて頂きました。
この1年間、福岡県内60市町村ありますが、それらをくまなく走り続けて参りました。
立場をいただいたならばやりたいことが山ほどあります。
そのうちの一つはこの福岡に、九州に今、「公立の夜間中学校」がございません。
公明党の推進によって「教育機会確保法」と言う法律が制定をされましたが、それによると各都道府県には最低一校の公立夜間中学校の開設を目指しております。が、いまだ福岡にはひとつもありません。
先日、自主夜間中学校を視察させていただいた時に、ある年配の高齢者の方が「漢字一つを覚えるのもうれしい」と語っておりました。
私はそこに教育の重要さ、人間の輝きを見ました。
必ず公立夜間中学校、1日も早くこの福岡県内に作りたい。目指して頑張ります。
また教員の長時間労働の問題も深刻であります。
この教育現場の30年間の経験を生かしてこれらの諸課題にも取り組んでまいります。
またOECDに加盟をしている36カ国の中で日本の教育予算は最低水準にあります。
日本の子供たちのためにもっと教育環境を整えたい。これをしっかりと拡充を図ってまいります。
しかし私が 一番行いたいことは何なのか 。
それは「国づくりの根幹は人づくり」である。
「国は人が作る人は教育が作る」との信念で30年間戦って参りました。
子ども達に達成感を味わわせて自信をつけさせ、自分の中には価値がある、宝があるということを実感させることができる仕組みを是非とも作らせて頂きたい。
自信をつけた子どもが社会に出た時に、当然失敗もします挫折もします。
私が目指したいのは「失敗をしない子ども」ではありません「挫折をしない子ども」でもありません。
「失敗をしても挫折をしても、そこから元気いっぱい立ち上がって再挑戦を何度もやり続ける諦めない心」これを学校教育現場で培うためには達成感を味わわせていく以外にない、と私は考えております。
その子どもたちに達成感を味わわせることができるようにするために、子どもたちが一番苦手で苦しんでいる運動から始めようと思います。
それが夏の水泳でした。
5メートル、7〜8メートルしか泳げない子ども達にとっては、夏の水泳は悲しみでした。苦しみでした。
それを喜びや楽しみに変えたい。
試行錯誤を繰り返し、独自の研究を重ねていった結果、平成22年には教えている学年の子ども達、中には発達障害の子も含みます、特別支援学級在籍の知的障害・情緒障害の子も含んで、 一人も置き去りにすることなく、全員をクロールで1000メートル泳がせることができるようになりました。
(14:25)
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