山本太郎(れいわ新選組・比例代表)6月19日の演説
【質問者】
自民党が憲法を変えようとしておりますが、自民党改憲案の第99条は国民の財産や自由や基本的人権を政府が奪うことのできる内容となっております。
他の党では今の9条を守ることばかり言っておりますが、私はこの改憲案第99条を通すことは非常に危険だと思っております。
そこで山本さんにこの新宿で改憲案99条がどれほど危険かをお話ししていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
【候補者】
この中で私は憲法について誰よりも詳しく喋れるんだっていう方はどれくらいいらっしゃいます?
私自身残念ながら山本太郎、国会議員になる前に、憲法ってどれくらい重要なのものなのかって全然分かってなかったんです。
おそらく学校の授業で習ったと思います。でもあんまり面白く教えてくれなかったので、自分の中で染み込んで来なかったというような形だと思うんですね。
ざっくりです憲法とは何ですかって、こちら。
画面で見ていただければ三角形があります。三角形の一番上にあるのが憲法です。
つまりこの国の最高法規だよっていうことです最高法規ってどういうことなの下にどんなものがあるのっていうと、憲法の下に外国との約束条約や協定があると。
で一番下にあるルールって何なんですかって言えば、法律なんですよ。
この国で一番下にあるルールって何か作ったら法律。
みんな自由に生きていいですよ。好き勝手言ってやってくださいって話しになったら、コントロールできなくなるんで、申し訳ないけどちょっと法律で縛らせてもらうわっていうのが法律ですよね。
ルール作るね!っていうのが法律。
だから、皆さん一応守ってくださってますよね。
例えばもうすぐ信号が青になれば皆さん横断歩道を渡ると思います。これ道路交通法が元ですよね。
信号が青の時に渡る、赤の時に止まる、みたいなものは道路交通法がベースになってると。
他には何かって言ったら「消費税上がるの嫌」だ「反対」って言ってる人でも、上がっちゃえば払いますよね。
どうしてかって言ったら消費税法に則ってるって事です。
そのように皆さんを縛るのが法律。
でこのルールの中で一番力持ってる親玉って何だって言ったら憲法になるっていう事ですね。
法律は皆さんを縛り、憲法は権力を縛る。
今の憲法の98条を見たら「この憲法は国の最高法規であつて、その条規に反する法律・命令・詔勅及び国務に関するその他の行為の全部、又は一部はその効力を有しない」 。
この国のルールの親玉は憲法だぜって言ってるんです。
この親玉に反するような内容のルールとか作った時には、それ一切無視だぜってことを言ってるわけですよ。
憲法の考え方、憲法に定めたことからそれるような法律とかルールというのは無視せなあかんよ!そういうものを作ること自体が駄目なんだぜっていうことなんですね。
で99条見てみます。
これを守るのは誰だっていうことですね。
「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官、その他の公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う」
憲法99条、誰が守る者なんですかこれはっていう話に対して、皆さんが守るものなんじゃなくて、権力側が守るものなんだよっていうことを書いてあるって言うことですね。
この憲法、今、変えたいっていう人たちがいるって言うことです。
今というよりも前からですね一言で言うと自民党ですよ。
これ注意しなきゃいけないのが権力者を縛るルールを権力者側から変えたいんですなんて、これ怪しいと思わなきゃいけないんですね。
これ、詐欺師が「詐欺罪について緩和してくれ」って言うのと同じですからね。
(18:04)
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