小池晃(日本共産党・比例代表)6月24日の演説
最大の問題は、女性週刊誌も「悪魔の仕組み」と書いた「マクロ経済スライド」です。
自動的にどんどんどんどん年金を削減していく、こういう仕組みがやられております。
このマクロ経済スライドで行くと、今41歳の方が65歳になるまで、これから24年間年金の削減が続いてまいります。
安倍さんは削減額は「7兆円」だと、土曜日のテレビ番組で認めました。
7兆円もこれから年金を削減するんですから、日本の経済は大変なことになるのではないでしょうか。
皆さんこの7兆円の削減で行くと、今でも低い国民年金、40年間毎月保険料を納めて月65000円。この国民年金だって4万円代になってしまう。とても生きていくことができないような水準であります。
共産党はこの問題で、明確な対案を示しております。
年金をどんどん減らしていくようなマクロ経済スライドは、もう廃止するしかないんじゃないでしょうか。
そのための財源についても提案をしています。
所得1000万円を超えると、今の年金保険料は定額になってしまいます。2000万円でも1億円でも、同じ保険料しか払ってない。これ不公平ではないですか?これを改めて、きちんと払ってもらえば、1兆円単位で財源が出てくる。
こういうことをやらずに年金の削減だけやるというのは、あまりにも無責任ではありませんか。
それから年金の積立金200兆円も溜まっている。
それをどんどんどんどん株式市場に投入してる。
おかしいではありませんか。
この200兆円の年金積立金を計画的に取り崩して、年金給付に充てていく。こういう努力をもっとやらなければいけないのではないのでしょうか。
そして緊急にやらなければいけないのは、今本当に低い年金で苦しんでいる高齢者が多い。この底上げであります。
私たちは月65,000円以下の年金には、一律に年間6万円の底上げをまずやろうではないか。
そして次の段階では、「最低保障年金制度」に進むべきだと言うことを提案しています。
年金の問題というのは「女性の問題」でもあります。
厚生年金の平均受給額を見ると、女性は月平均10万円です。男性は17万円です。
男女の賃金格差が年金にはっきり表れております。
この点でも男女の差別をなくしていくという仕事を合わせて、年金の立て直しをやって行かなければいけないのではないでしょうか。
(2:12)
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