山本太郎(れいわ新選組・比例代表)7月6日の演説
非常に魅力的な例は新選組の面々。
後ほどご紹介したいと思います。
「山本太郎、名前聞くだけで吐き気がする」そんな方もいらっしゃるでしょう。
山本太郎は嫌いになっても、それ以外のメンバーは嫌いにならないで。
山本太郎を推せなくても、その他推せるメンバーがたくさんいるんですよ。ということをまず最初にお伝えしたいと思います。
後ほどご紹介させて頂きたいと思います。
この6年間国会の最前列、そこで行われる政治、参加しながら見てきた。
どのような政治だったか、残念ながらここにいらっしゃる皆さんをはじめ、多くの人々のための政治は行われていないのが現状。
じゃあ誰のための政治が行われてきたか?
2013年、その年の初めの国会に、施政方針演説、総理大臣が「私たちはこういうことをやっていきます」、そのように告げるような場で 安倍総理はこうおっしゃった。
「世界一、企業が活躍できる国を目指す」
結果どうなったか?
お言葉の通り、一生懸命、企業のために、より儲けさせられることは何だろうかってことが追及された6年間でした。
例えば、企業に対する大減税。
例えば、金持ちに対する大減税。
例えば、自分達の「お仲間」に対して、
例えば、自分の腹心の友に、60年以上許可されてこなかった「獣医学部」を開くための「国家戦略特区」、
例えば、自分のお友達、自分のブレーンであるその一人である、小泉時代からずっと日本をぶっ壊してきた「竹中平蔵」さんが自分たちの仕事を提案し、そしてそれを議論し、そしてそれを受注するということまでやってきた国家戦略特区。
他にもありとあらゆることが、自分たちのつながりのある人間たちに、いかに忖度できるかっていうことをやり続けた6年間。
これが皆さんにとって一体何がプラスになるのかは、全く理解できない代物でした。
昨年最後の国会で、入管法通りました。
入管法の改正で何が可能になったか?
多くの外国人たちをもっと日本の中に呼び込で、
より安い賃金で働く人間たちをこの国に担保しようっていうことを決められた。
はっきり言って法律は何も決まっていない。今言ったようなことしか決まっていない。
多くの外国人が日本に入ってきた場合、
その人たちの社会保障はどうなるのか?
何年にも及ぶ場合家族は帯同できるのか?
そしてどこまでの範囲の職種に広げられるのか?など
本当に重要なことは何も決まっていない。
そのようなものを強行で通した。
これによって何が生まれるか?
この国に元々生き働く人達と、あなたよりも安い賃金で働く大量の労働者。この間で分担が起きますよ。
それだけじゃない。
今であっても外国人労働者、奴隷労働の奴隷労働のような扱いを受けている。
技能実習生?技能の移転?日本の素晴らしい最新技術を学び学びに来て、あなたの祖国に持って帰ってください。ということが入り口、建前。
でも実際は「雇用の調整弁」。
とにかく安い労働力を確保したいということで行われてきた。
技能実習生を見ればわかる。今でさえ奴隷労働。
残業代100円切ってる?そんなの普通。
一方で日本人の働き方は、長時間労働・低賃金?普通。
サービス残業は当たり前。
もうすでにぶっ壊されてるとこに、さらに安い労働力を大量に呼び込むようなことが決まってしまえば、この国の労働環境どうなりますか?
より低い方に。
より働きづらい方に。
よりあなたが壊れる方向に進んで行くと、思いませんか?
賃金はより安い方に合わされていく。当然じゃないですか。
そんなもの通していいんですか?
今ある政治は、決してあなたのためにある政治ではない。
今ある政治ははっきりしている。
「組織票」と「企業献金」。そこで紐付けられた代弁者たちが国会の中で「自分たちに権力を与えてくれた人たち」に対しての「ご恩返し」が行われているのが政治の場。
あなたの人生を削って、
この国に生きる人々の人生を削って、
企業側をいかに儲けさせるかっていうことを、これずっとやってきてるんですよ。
「痛みを伴う改革」、
小泉時代に騒がれた、謳われた。
痛みを伴う改革の後に残ったものは何か?
痛みしかない。
疲弊した人々しか残らない。
もうボロボロですよ。
子供の7人に1人が貧困?
無茶苦茶じゃないですか。
子どもが貧困であれば大人も貧困。
高齢者の貧困5人に1人。
一人暮らし女性3人に1人、貧困。
この人たちが頑張らなかったからって言うんですか?
違いますよ。構造上の問題。
国がちゃんと施策を打たなかった。金を投入しなかった。
あまりにもありえない政治の間違い。
経済的な施策も打ってこなかったことにより、たくさんの人々の生活が地盤沈下してきた。
その上で「消費税10%に上げるなんて、気は確かか!」って言いたいんですよ。
一方で野党にも言いたい。
非常に素晴らしいお仕事を国会内でやっていることは知っています。
尊敬するたくさんのいろんな先輩たちがいます。
私も直接ご指導いただいて、あまりにも荒削りだった山本太郎が、少しましになるぐらい。野党の先輩、もちろん与党にもいますがたくさんいろんなことを教えてもらった。
フィールドワークでみんなの声を聞いて、なんとか形にして来ようとしてる人たちもたくさんいるの知ってる。
でも最終的に、その与党側、むちゃくちゃ暴走してるときとむちゃくちゃ暴走するっていう時の、最終的なガチンコの喧嘩の時に、どうしてもっと地べた這いずりまわったような喧嘩のしかたをしてくれないんだっていう話ですよ。
「数が少ないから、選挙を通して次頑張ればいいだろう」
「少数派が騒いだって無理だ」
そんな言葉で6年間。
これから先もっとこの国が壊れていく速度を早めるようなことが、多数決められていってるのに、自分たちは少数派だから次の選挙で勝つしかないっていうふうに諦めるのっておかしくないですか?
たとえ少数派であったとしても、その数を最大限に使って体張ってでも喧嘩してほしいってそう思いませんか?
入管法が通った時。
それまでの野党側の先輩方の追求は非常に素晴らしかった。
私には真似できるような代物じゃない。
さすが、頭の賢い人達たくさんいるんだなそう思いましたよ。
でも議論の入り口に立てば、出口は見える。当然。
その入口に建つ必要はあります。
なぜならばその入管法、この国の労働環境を破壊することに繋がるような内容。
これは皆様にどんな危険性があるものなのかということを、政府側から、色んな参考人から話を聞く必要はあります。
いろんなことがつまびらかになった。でもそれだけじゃ足りない。なぜか?期間が短い。
審議が始まってから採決に行くまでの間じゃ、全国津々浦々のみなさんにまで「今とんでもないことが起こっている」って言うことを伝えるには不十分なんです。
じゃあ私が野党第一党だったら何をしていたか。
こんな例え話意味がないって思わないでください。
私が野党第一党だったらそういう場面でどういう動きをするか聞いて下さい。
私がそういう立場にあれば、採決に行く前に、本気で体を張って止めます。
本気で体を張って止めるとはどういうことか?
ピケを張る。(※ピケ:相手方を審議会場に入れないようにする人海戦術のこと)
委員会を開かせない理事会も開かせない。
とにかく国会が「不正常な形」になるって言うことを作り出す。
そうすることによって何が生まれるか?
マスコミは取り上げざるを得ない。流さざるを得ない。どうしてか?国会が不正常だからです。
どうして不正常化してるのか。そしてその理由は何なのかっていうことを、ソフトとしてマスコミが流さざるを得ない状況を作るしかないんですよ。
この国この国に生きる人々、元々の労働者をぶっ壊すことであり、
外国から来た労働者もぶっ壊すことであり、
そしてお互いに分断を生むことであり、衝突を生む。
こんなことをどうしてわざわざやるんですか?って。
ずっと経団連が求めてきたことをやり続けてるんですよ。
より安い労働力をよこせってことを。
そこに逆らえない政治って何なんだ?
誰の代弁者なのかって言ったら、2013年の施政方針演説に戻った通りですよ。
そこにあった通り、「企業が世界一位活躍できる国」を作る。
企業が世界一活躍できる国を作るためには2つ必要。
1つ: 彼らのコストである「税金」を大幅に減税する。これは行った。
そしてもう1つ:企業にとってのコストである「あなた」。働くあなたのコストをよりダウンするために、これまで散々やられてきた。
その極めつけが入管法なんですよ。
それに対して体を張って、1ヶ月でも2ヶ月でも 徹底的に抗戦をして、日本国中どの人も「入管法、あれはやばい」っていう認識になるまで徹底的に戦うっていうのが、少数派に残された道だったんじゃないか?って私は思うんです。
ちなみに入管法改正、その時の国会は1日も延長されることなく無事終わりました。
素晴らしい戦い方をしていた野党の先輩方、本当に敬意を表しますけれども、「これ以上やったってしょうがない」ってそう思ってるんですか?
それってどういう意味なんですか?
それが通った後にこの国がどうなるかも想像できないのか?って。
体張って止めろよ!って思うんですよ。
そして私は一人牛になる…。
当然、牛歩やらなきゃいけなくなるんですよ「牛歩」。(※牛歩:審議を引き延ばすために、投票のとき、極端なのろのろ歩きをすること)
とんでもない法律を持ち出した保守を名乗る保身の者たちに対して、異を唱えるためにも。
そしてガチンコで喧嘩をして、「次は彼らに託すしかない」って、みんなには力を集めてくれるような野党じゃなく…国会を1日も延長させられなかった。
野党の先輩たちに対する抗議ですよ。
それが山本太郎を牛にさせるんですよ
ばかばかしい話かもしれない。
牛歩なんて意味があるかどうかは分からない。はっきり言って。
それで採決やられれば終わりです。
でもそれまでに、徹底的に戦う。
少数派でもやれる戦い。
みんなに知ってもらうためには、マスコミが流さざるを得ないソフトを作り出す。
そういう戦略持ってけなかったら、これ「万年野党」じゃないかよ。そう思うんです。
戦う野党にしていきましょう。
そのためには何が必要か?
国会の中に足りないもの、それは「緊張感」。
今回の選挙で自民党は 消費税を 10%に上げるということを公言し、選挙戦に突入した。
これは何を意味するか?
増税を明言して選挙に入ったとしても、野党には負けないっていうことはわかってるんですよ。
ずいぶん舐められたものですね野党の先輩方。
私は消費税は減税・廃止以外ないと思ってます。
当たり前です。
みんなの首が締まってる。
消費税の滞納は、全ての税金の滞納のうちの6割。
中小零細壊れ続けてますよ皆さん。
消費税、1年間でどれくらい払ってるか知ってますか?
消費税が10%になったらどれくらいの負担になるか分かってますか?
1年間で、10%になれば、約1ヶ月分の給料が持ってかれるのと同じなんですよ。
この消費税、なんのためにやる?
社会保障を?とんでもない。2017年の使い道見たらわかる。
消費税3%上げたことによって手に入れられた税収は8兆円。
3%=8兆円。
この8兆円のうち、社会保障にいくら使われた?
政府の元々の約束では、消費税増税分すべて「社会保障の充実と安定化」に使うと言った。
答え合わせしましたか?みなさん。
3%で8兆円手に入った。
そのお金のうち、2017年度、社会保障の充実に使われたのは「16%」
なめてんのか?っていう話なんですよ。
そしてこの7年間の間、政府がやったことは何か?
4兆円もの社会保障を切ってきた。
ギリギリで、セーフティネットでしか命を繋げない人たちを、より首を絞めるようなことをやってきた。
もうこの国に生きている人たちは、生産性でしか測られてない。
どれだけ役に立つか?
何を生み出すか?
「何も生み出さないものは、生きてる価値がない」っていう社会に進んでいってるんですよ。
力貸してください。
止めたいんですよ。
死にたくなるような世の中やめたい。
シンプルじゃないですか。
「生きててよかった」って思えるような社会を作りたい。
当たり前ですよ。
あなたはいてるだけで価値がある。
そんな社会を実現するために政治があるんじゃないですか。
そうじゃなかったらどうして税金払ってあいつら食わさてるんだ?そういう話ですよね。
そんな政治を作りたいんです。
そんな政治を作りたい。
一緒に作っていきませんか?
だから小沢一郎さんとやってました。
色々勉強させて頂きました。
今一人立ちしたんです。
れいわ新撰組。
れいわ新撰組、山本太郎を含め10名の仲間とともにこの選挙を戦っていく。
今回の参議院選挙124人ぐらいの議席を争うって話です。
だったら10人ぐらい、異端児を送り込んでもらえませんか?皆さん。
山本太郎なんて大っ嫌い。
名前なんて書けるはずないって思われる方がいるのも無理はございません。
なので私以外に素晴らしいメンバー、揃えております。
なので私のことは嫌いになっても、れいわ新撰組は嫌いにならないで。
ということでこれから、れいわ新選組の面々を紹介していきたいと思います。
(1:30)
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