愛知治郎(自民党・宮城選挙区)7月4日、安倍晋三内閣総理大臣の応援演説
【応援演説に訪れた安倍首相の演説】
あの東日本大震災から8年が経過しました。
当時私たちは野党でありましたが、谷垣禎一総裁のもと、政府に全面的に協力をし、提言もしてきました。
その時愛知次郎さんは野党議員として、「早く仮設住宅に移りたい、 非難所からもっと安心できる場所に移りたい」という希望を一日も早く叶えるために、民間の賃貸住宅に直ちに移れるように「みなし仮設住宅」の仕組みを抜本的に使いやすくしました。これは愛知さんの、私はまさに…(聞き取れず)…さんの声を受けた実績だったと思います。
しかしあの時代、民主党政権下で遅々として復興は進まなかった。
私たちは野党であることの悔しさ、申し訳ない思いで、胸が震える思いだった。
これが政権奪還の原点であります。
政権奪還後、復興庁のもと、縦割りを廃止。現場主義を徹底してまいりました。
私も総理大臣として40回、被災地を訪問させていただきました。
「早く風評被害をなくしてもらいたい」そんな声もあった。
観光においても…(聞き取れず)…よう、受けた。
そこで3年前を「東北復興元年」と位置づけまして、観光のための予算を9倍に増やしました。
早速成果が出たきました。
この宮城県、海外からの観光客の伸び率は全国で第2位になった。
海外からの観光客が皆さん
、4.5倍になりました。
もっともっと力を入れていきたいと思います
この今年の七夕祭り、皆さんもっと多くの海外からの観光客に来てもらって、お金を使ってもらおうじゃありませんか。
海外からやってきている観光客、いま日本で4兆5000億円も使っている。新しい産業が日本中に生まれたんです。
8月の七夕祭りでは、海外の人たちにも3大名物である「牛タン・笹かま・ずんだ餅」、しっかりと食べてもらおうじゃありませんか。
実は今日私はすでに…(聞き取れず)…で、ずんだ餅アイスクリームと笹かまをいただきました。この後には愛知さんが牛タンをご馳走してくれる予定になっておりまして、3大名物3つとも制覇したいと思っているんです。
今年は大阪でG20が開催されました。
なかなかまとめるのが大変だった。
まあしかし、日本というのは長い歴史の中で、「言ったことはやる」こういう信頼があります。
そして私も6年間総理大臣を務めさせていただいて、トランプ大統領やマクロン大統領やメルケル首相と何でも話せる関係になった。
なんとか最後、自由貿易の問題も気候変動の問題もまとめることができました。
最後の瞬間には会場でトランプ大統領と直談判をして、彼がこの案だったら受け入れられるという案を、彼が書いて、それをもとにまとめることができました。
トランプ大統領が「型破りの大統領」だと、こうみなさん思っておられるかもしれません。
しかしトランプ大統領は人の話を意外とよく聞いてくれるんです。
まあ意外と、と言うとちょっとなんなんですが…。私の話の筋が通っていれば「そうか晋三、協力するよ」こう言ってくれて、今回、環境も含めて首脳宣言を出すことができました。
米国は日本にとって、日本がもし侵略を受けた時に、日本を守るために戦ってくれる唯一の同盟国であります。
私はこのトランプ大統領と信頼関係を保つこと、同盟国であるアメリカの大統領と信頼関係を保つことが日本の総理大臣としての責任である、とこう思っているんです。
「安倍さんなんか、ゴルフばっかしやってるじゃないか」こう言われますが、世界で最も忙しい アメリカの大統領の時間を長時間独占できるんです。
いろんなことも話している。平和安全法制もできて、日米同盟、助け合うことができる同盟になった。当然その絆を強くした。
私とトランプ大統領とのもとで、日米同盟がかつてないほど強固なものとなったんです。
しかし「そんな日米同盟なんていらない」と言っている政党があります。それは例えば共産党です。
また共産党はあの東日本大震災でも頑張った自衛隊、憲法違反で解消していく。そう言っているんです。
そしてこの共産党に協力に応援してもらっているのが、支持をされているのが、 愛知さんの相手候補。野党統一候補です。(※野党統一候補で立憲民主の新人・石垣のり子氏のこと)
共産党もこの統一候補を出している一員であるということを、どうか皆さん知っていただきたいと思います。
そして立憲民主党の枝野さんは、自衛隊は合憲だとこう言っています。
こんな大切な安全保障の根本において、意見が全く違うじゃありませんか。それを隠して選挙に勝つためだけに候補者を統一したって、選挙が終わったらまたバラバラですよ。
あの7年前と同じことが起こります。
私たちは こうした憲法論争に終止符を打つために、憲法に「自衛隊」の明記をして、自衛隊のみなさんにもっと誇りを持って堂々と仕事をしてもらいたい。こう思っているんです。
憲法は最後に決めるのは「国民投票」。 国民の皆様であります。
であるから当然、私たち国会議員は国会で議論をして、国民的な議論を深くしていく必要があります。
しかし憲法審査会、議論されたのは衆議院でたった2時間あまり。参議院では1年間でたった3分ですよ。
国会議員というのは、国会で議論をすることが責務なんです。
この国会、この選挙、何が問われているか?
愛知さんや私たちのように、しっかりと憲法審査会で憲法の議論をして国会議員としての責任を果たしたい。そういう候補者や党を選ぶのか、
あるいは国会議員の責任を放棄して、議論をしない。議論すらしない候補者や政党を選ぶのか。
それを決める選挙でもあります。
私たちは未来に向かって、しっかりと議論を進めてまいります。
そしてこの選挙、年金も大きな争点であります。
しかし野党は財源もない、具体的な政策も明示していません。
不安ばかりを煽って、大変残念であります。
年金は老後の生活の柱です。
しかし年金の財源は現役世代の皆さんの保険料と税金です。負担を増やすことなく、年金受給額を増やすことはできません。
打ち出の小槌はないんです。
そんな中で、私たちはしっかりと財源を確保して、厳しい方々に政治の光を当てています。
例えば年金額の低い「低年金」の方々には、消費税を活用して10月から年最高6万円の給付を行っていきます。
また介護保険料が高い、そう感じておられる方がたくさんいらっしゃると思います。その皆さんに対して10月から介護保険料の負担を2/3に制限してまいります。
今日もこの街頭に若い皆さんがたくさんいらっしゃいます。
皆さんは将来、高齢化が進んで支え手が減っていく中、「年金大丈夫か?」こう不安な思いを持っておられるんだろうと思います。
確かにその現実に直面しなければなりませんが、政策次第で年金を増やすことができます。
私たちは 6年間、私たちの経済政策を進める中において、380万人の新たな雇用を作った。そのことによって年金の支え手が、皆さん、400万人も増えたんです。減っていくと思われていた支え手が増えた。当然保険料の収入も増えたんです。
そして6年連続で、今世紀に入って最も高い水準の賃上げが続いた。これも保険料が増えていくことにつながる。そして今年の4月、私たちは 年金額を増やすことができました。
また皆さんの大切な年金は、株式市場で運用しています。政権交代前、株価は平均1万円を大きく割っていた。でも今2万円を超えていますね。その結果年金の運用益は44兆円も増えたんです。
44兆円って言ったってなんかちょっと分かりにくいよねっていう方もおられます。分かりやすく言えば民主党政権時代の10倍、増やすことができました。
そうなんです。「強い経済」を作っていけば、年金の財政基盤は強くなる。
そして強い経済を作っていけば、税収だって増えていく。
今年度、税収は過去最高です。あのバブル期よりも多い。地方税収だって最高です。
ではこの宮城県はどうか?
宮城県も、例えば県の法人関係税収、景気に左右されます。これは民主党政権時代よりもなんと6割も増えたんです。
この経済の果実を、私たちは大切な社会保障に注ぎ込んでいます。
その結果、保育の受け皿、53万人ぶん増やすことができました。
介護の受け皿も50万人ぶん増やしていきます。
そして保育に関わる保育士のみなさんの待遇改善。大変でしょう。待遇改善6年半、全て終わりました。結果 1ヶ月4万1,000円、待遇を改善しました。さらに経験を積んだ形は最大4万円の上乗せをしています。
民主党政権、あるいはその時代はどうだったか。
今枝野さんが盛んに「自分たちが政権を取ったら保育士の待遇をもっともっと安倍さん達よりも改善していく」こんなことを言っていますね。
では自分たちが政権を取っている時に、どれぐらい引き上げていたのか調べてみました。全く増えていないどころか、民主党政権の3年間、保育士の待遇はマイナス1.2%。なんと減っていたんですよ、皆さん。
政策を前に進めていくためには、しっかりと経済を成長させて「果実」を作って財源を作らなければできないんです。
介護の現場で頑張っている皆さんの待遇も月5万1,000円改善しました。
さらには…(聞き取れず)…さらに8万円最高上乗せをしてまいります。
しっかりと私たちが、保育の現場で頑張る皆さん、老後を支える介護の現場で支えていただいている皆さんの待遇を改善をしてまいります。
皆さん政治にとって大切な仕事は何か?
それは「働きたいと思う人に仕事がある」という状況を作っていくことなんです。
民主党政権時代は今よりも100万人も失業者は多かったんです。
私たちが進めてきた政策によって、雇用環境は大きく変わった。
全ての都道府県で、1人の求職者に対して1人の仕事がある。1人ぶんの仕事がある。有効求人倍率1倍を初めて超えた。
正規雇用も有効求人倍率、初めて1倍を超えました。
で、この宮城県はどうか?
宮城県は有効求人倍率がとうとう1.66倍になったんですよ、皆さん。これは100人の求職者に対して166人分の仕事があるという状況になった。
正社員だってそうです。宮城県の正社員の有効求人倍率は1.1倍です。1人の正社員になりたいという人に対して、1人分の 正社員の仕事がある。という状況を作ることができました。
あるお年寄りに言われました。「最初の孫は民主党政権。なかなか就職が決まらなくて見ていてかわいそうだった。安倍さん、2人目の孫はおかげさまですぐに内定が決まったよ」こう言われました。
今年の4月に高校大学を卒業した皆さんの就職率は過去最高になった。若い皆さんが、自らの手で未来を掴み取ることができるまっとうな社会を私たちは作り上げることができました。
さらにしっかりと経済を良くして、豊かにしていきたいと考えています。
5月かられいわの時代が始まった。
令和の未来を切り開いていくのは若い皆さんです。
この皆さんに、思い切って投資をしていく。
10月から、3歳〜5歳の幼児教育・保育の無償化を行います。
来年の4月からは真に必要な子供たちの高等教育の無償化を行う。
どんなに家庭の経済状況が厳しくとも、専修学校や大学に行ける。
そういう日本に皆さんしていこうではありませんか。
これからも頑張って参ります。
この少子高齢化もっと早く本来であれば取り組むべきであった。
これは私の責任であります。
10年前、私が総理総裁の時に、我が党は参議院選挙で惨敗しました。
そして国会がねじれ、不安定になり、あの民主党政権が誕生した。
決められない政治のもと、経済は停滞し、中小企業・小規模事業者の倒産件数は今よりもなんと4割も多かったんです。「連鎖倒産」という言葉が日本中を覆っていた。
皆さんあの時代に戻すわけにはいかないんです。
皆さんどうかそのために、愛知治郎に力を与えていただきたい。お願いを申し上げます。
来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック。
聖火の火はギリシャから、最初にこの宮城県に降り立つんです。
いよいよ新しい時代が始まります
復興も新しいステージに立っていく。
どうかその中で、愛知治郎さんにもっと頑張ってもらおうじゃありませんか。
どうかこの厳しい戦い 愛知治郎に勝利を与えていただきますように。
よろしくお願い申し上げますありがとうございます。
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