水野さちこ(野党統一・福島選挙区)7月5日の演説
私は4月の2日の日に出馬表明をしてから約3ヶ月間、県内を駆け巡ってまいりました。
日に日に、私に対する期待が大きいものがあると身をもって感じました。
この皆さんの期待は何なのか。
それは「今の生活に満足はしていない。なんとか変えてほしい」それが皆さんの願いであります。
今地方は疲弊しています。
経済は落ち込んでいます。
皆さんはアベノミクスで生活に潤いを感じたでしょうか?
県内にいる皆さんからは「何も変わらない」「アベノミクスの恩恵は何もない」そういう声をたくさんいただきました。
企業の99%が中小企業でありますが、残り1%の大企業だけがこのアベノミクスの恩恵を受けたのではないでしょうか。
そんな社会で良いのでしょうか。
本来であれば、消費税が5%から8%に上がる時にはしっかりと社会保障をするというのが約束だったのではないでしょうか。
でもその社会保障はなされていないというのが皆さんの声でありました。
なかでも年金問題。
今私たち年齢100歳まで生きられるというようなことがありますが、皆さんおっしゃいます
「本当に私たち100歳まで生きていいの?」
「私たち、安心して老後を迎えられるの?」
「年金はどうなるの?」
そういう声がたくさん寄せられました。
そんな中において、先日65歳以上は 2000万円がなければ…という話が出ました。さらに皆さんの不安を煽っております。
皆さんからは「何のための年金何だ」「どういうことなんだ」そういう声をたくさんたくさんいただきました。
今人生100年とするならば、やはりそれにあった年金制度を作っていかなければならない。
誰もが安心して生活できる、そういった社会を作ることが当たり前のことではないんでしょうか。
政治は私たち国民一人一人に寄り添うものではないんでしょうか。
私は3ヶ月間、県内を歩いてその重みをしっかりと受け止めました。
これは国政の場で、しっかりと国政の場で訴えていかなければならない問題であります。
今、10月には 消費税が10%になると言われて おりますけれども、このことでも皆さんは色々な話をしてくださいました。
「水野さん、10%になるって言う事だけど、ポイント還元って何?」
「なんだかそこで食べるのと、持って帰るのではまた違うとかって言ってるけれども、そのポイントを還元するんだったら最初から10%にあげなくたっていいんじゃないの」
「なぜ今あげなくちゃいけないの?」
こんなに地方は疲弊していて、経済が落ち込んでいるのに、なぜポイント還元をしてまで消費税を今上げなければならないのか。
これは国民に寄り添っていない。皆さんの意見を無視しているのではないでしょうか?
公文書を隠蔽し、解散するのが当たり前になっている。
そんな政治でいいんでしょうか。
しっかりとダメなものはダメと言わなければならない。
それがこの3ヶ月、私が県内を回って皆さんから頂いた言葉であります。
この皆さんからの安倍政権に対するNO、しっかりと国政の場で訴えなければなりません。
そしてなによりも、福島県は誰もが経験したことのない東日本大震災と原発事故を経験いたしました。
あの時のことを思い出すと、皆さんきっと涙が溢れるのではないでしょうか?
スーパーから食べ物が消え、コンビニからも食べ物が消え、ガソリンがなくなり、道路から車が消えました。
誰もが 福島県がなくなってしまうのではないか、本当にここにいていいのか、そんな思いにさらされました。
見えないものに対する恐怖を味わいました。
子どもたちがどれだけ心に傷を負ったかわかりません。
そんな福島だからこそ、第2のフクシマを作ってはいけない。
原発廃炉。そして原発のない世界を作っていかなければならない。
全ての叡智を結集して、「原発ゼロ社会」を実現しなければならない。
これは福島県民の思いであります。
(17:50)
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