奥村まさよし(立憲民主党・比例代表)7月5日の演説内容
ただいまご紹介にあずかりました、昨日公示されました参議院議員選挙、全国比例区での挑戦となります、奥村まさよしと申します。どうぞよろしくお願い致します。
実はこの三軒茶屋、僕は、2002年から2010年まで住んでおりました。
淡島交差点の付近に4年間、そして下馬に4年間、合計8年間、この三軒茶屋駅、使っておりました。
久しぶりのこの故郷に帰ってきた、そんな気持ちでマイクを握らせていただいております。奥村まさよしと申します。
私は、この4月までアカペラグループRAG FAIR(ラグフェア)というグループで音楽活動をしておりました。
ボイスパーカッションを武器にして、さまざまなステージに立たせていただきました。2002年には NHK紅白歌合戦、2005年には武道館でのライブもさせていただきました。
実は、このアーティスト活動と並行して、保育園の先生、これもやっておりました。2012年から2016年まで、音楽活動と並行して、
平日は保育園の先生として、朝7時8時から、遅い時は夜8時9時まで、保育園の先生をやっている、そんな生活を送っておりました。
なぜ僕が保育園の現場に入ることになったか?
2012年、僕が保育士の資格を7年がかりで取得しました。
すると知り合いの先生から、すぐに連絡がございました。
「週1回でいいから保育園の現場に入ってほしい」
”週1回でいい”
これくらい深刻な保育士不足が、もう2012年からこの日本では続いているんです。
この自分自身の保育園の先生の経験。それから6年間やりました。
2015年から2017年にかけては、主任保育士という副園長の立場で、職員のシフトを組む、こういうこともしておりましたが、このシフトを組めないぐらいの保育士不足、そして、それに伴って、待機児童の問題もなかなか解決をしていかない。
さらには、その中で、日本の「保育無償化」、この10月から始まりますけれども、保育の質や保育の量、この問題は解決しないまま始まってしまいます。
今、先進国では、0歳から5歳児のこの乳幼児期の教育、非常に大切だと言われております。
アメリカで有名な研究がございます。
『ペリー就学前調査』という、そういう研究があるんですけれども、0歳から5歳の間に、質の良い教育を受けたお子さんに関しては、40歳の時点で年収が高かったり、犯罪率が低かったり、人生一生に渡ってその良い影響が続くという研究結果もございます。
この中で、OECD経済協力開発機構の調査で、
「乳幼児期の教育は、量があってもしょうがない。質を高めていかなければその国の将来へつながらないんだ。」
そんな報告書もある中、
深刻な保育士不足で、保育園の先生、保育士になって僅か3年で、保育園をしている園長の職に就いてしまうような、これが人材不足、深刻な人材不足が続いております。
保育士の資格は、取ってすぐに、車の免許と一緒で上手に走れる訳じゃありません。
経験を積み、いろんな先生やいろんなお子さんと関係性を持って、だんだん一人前の先生になっていくんですが、
こういう研修も研鑽も積めないままに、園長になってしまわないといけないような日本のこの保育の現状がございます。
保育士のお給料を上げようということで、処遇改善というシステムも始まりました。
研修に行けば保育園の先生のお給料、月額数万円アップをしていこう。そんな制度があるんですけども、何しろ深刻なこの保育士不足の中、研修に行く時間も取れない。
研修に先生を送り出してしまうと、この保育園のその時間帯にお子さんを見る先生がいなくなってしまう。
そんな中で、自分のスキルを上げていくこともできないような、本当にひどい保育士不足が続いています。
僕は、この保育士の待遇、上げていってほしい。
その訴えををしているのは、別に、保育士さんが儲かってほしいというわけではありません。
もちろん余裕生まれて、それが消費に回ると、日本の経済にも良い影響があります。
しかし、僕はもっと長期的な視点で、この保育園の先生の待遇、上げていかなければいけないと思ってるんです。
0歳から5歳児の教育の質が上がっていけば、50年後100年後の日本、良い影響が必ず出てきます。
将来の日本を担う子ども達の、この更に一番人生でも一番大きい、0歳から5歳の子の教育の質を上げていくことが、将来の明るい日本に繋がっていく。
保育園の先生方、本当に今、大変な思いをされています。
現場の悲鳴、本当に多く聞きます。
昔に比べて、長時間お子さんをお預かりすることが多くなり、長時間勤務の常態化や、休みが取れない、そして更には、お給料もなかなか上がっていかない、長い間お仕事を続けることができない。
そんな中で、たくさんの先生が現場を離れて行かれます。
そこまで培った保育のスキル、そういうものがあるにも関らず、家族を支えることができなかったり、休みがなかなか取れない中で、他の業種に転職をしていく。こんな先生方もたくさんおられます。
「本当に日本の教育がこれでいいのか?」
僕は大変疑問に思います。
更に、その教育の部分を手厚くしていくことが、将来の日本に必ずつながっていく。
最近、出生率の統計、3年連続で下がっている、そんなニュースも出てきました。1.42ということで、だんだん子どもが減っているんです。
この原因の一因となっているのが、やはり、この解決がなかなかしていかない待機児童の問題、そして最近は、「保留児童」という言葉もあります。
希望する保育園に入れない。でも保育園の枠はあるので、待機児童とはカウントせずに「保留児童」と言おう。
自分自身のお子さんを保育園に入れることができずに、今まで築いてきたキャリアを途切れさせないといけない。
また、家族をさらに作っていきたい、自分の家庭の家族を増やしていきたいんだけれども、保育園に入れるかどうか分からないから、それを戸惑ってしまう、踏みとどまってしまう。こんな話も聞きます。
本当に、この先進国と一応いわれる日本で、この状況でいいんでしょうか?
僕は、この問題を解決していきたいと思っています。「待機児童」の問題、そして「保育士不足」の問題、日本の教育の基礎の基礎、0歳から5歳の赤ちゃん、乳幼児を支えていくためには、やはり保育士さんの笑顔を作っていく必要がある。
保育士の笑顔は、必ず子供の笑顔につながります。
その笑顔は、お父さんお母さんの笑顔につながり、パパやママの笑顔につながっていきます。
そしてそれが三軒茶屋の笑顔、日本の笑顔につながっていきます。
その中、その日本の笑顔をつくっていくためには、また戻りますけれども、「日本の保育を良くしていきたい」そういう思いで
今この場で、マイクを握らせていただいております。
そして、それが主張できるのは、やはり現場の声です。
僕自身8年間現場に立ってきました。保育園の先生やってきました。
現場のいろんな叫び、スピード感を持って国会に届けていきたい。
子供はすぐに大きくなります。
改善をするために数年、そして5年10年かかっていては、その時代の子どもはもう次のステージへと進んでいきます。それではいけない。
やはりスピード感を持って、現場の先生方の声を一刻も早く吸い上げて、国政に上げていけるのは、その保育園の先生方の気持ちがよくわかる、何よりも現場に立っていた、この奥村まさよしだと、そう信じて活動をしております。
さらに自分自身、1995年に日本最年少の気象予報士になりました。
当時、初の高校生予報士ということで、たくさんのメディア、出させていただきました。今、報道ステーションという名前に変わっていますが、昔はニュースステーションというTV番組でした。
ニュースステーションで久米さんの前で、学ランを着て天気予報をしたこともあります。
それからずっと、自分自身、日本の様々な気象災害、ずっと見続けてきました。
防災士として、様々な災害現場にも足を運んできました。
2011年の東日本大震災のはるか前、2004年中越地震、その現場から、自分自身ボランティアとして足を運び、そして現場を見てきました。
増えていく災害にも、この自分自身の専門知識で、防災・減災に資する政策提言、どんどんしていきたいと思っております。
今国会議員には、気象予報士を持った議員さんはいらっしゃいません。
また保育士に関しても、この10年来のひどい保育士不足や待機児童の問題を経験した保育士の議員さんもいらっしゃいません。
そんななか、自分自身が現場のリアルな声、自分自身が見てきたこの現場の声を国政に上げていくことが、この問題の解決に近道ではないか、そう思って活動しております。奥村まさよしと申します。
今回、参議院議員選挙、2枚の投票用紙がございます。
1枚目は東京選挙区で一緒に頑張っている、山岸一生さんか塩村あやか候補、2枚目の全国比例区の投票用紙には、是非、奥村まさよしと書いていただければ、本当に自分の励みになります。
衆議院議員選挙と違って、2枚目は個人名でも大丈夫なんです。
2杯目の投票用紙に、是非、奥村まさよしと書いていただければと思います。よろしくお願い致します。
日本の待機児童の問題、本当に解決をしていきません。
まだ5万人以上いるといわれています。保留児童も含めると、ほんと多くの待っているお子さんパパママいらっしゃいます。
先日、非常にショッキングなメールが僕に届きました。
お子さんを預けることができない、保育園に入るための保活に苦しんでいるお母さんから来た悲痛なメール。
「こんなことなら子供を産まなきゃよかった。」
そんなメールが僕に来たんです。
保育園に入れないために、自分のキャリアをこの途切れさせないといけない。こんなはずじゃなかった。
日本で共働きが本当に多くなっていく中、女性の就労率もやがて80%になっていこうとしているときに、この保育園の問題で、悲しい声、僕はこれ以上もう聞きたくありません。
この問題を一刻も早く解決をしていきたい。
将来の日本の笑顔に必ずつながってくる、保育士さんの笑顔を作ればそれは子どもの笑顔になり、子どもの良い育ちにつながり、それがパパやママの笑顔につながり、余裕につながり、日本の笑顔にもつながっていく、明るい日本の未来になっていく。そう信じて活動させていただいております。
立憲民主党、参議院議員選挙、全国比例区の候補者です。奥村まさよしと申します。
2枚の投票用紙がございます。2枚目には是非、僕の奥村まさよしの名前を書いていただければ本当に嬉しく思います
是非よろしくお願い致します。
北は北海道から南は沖縄まで、こうやってマイクを握って回らせていただいている中で、今日はある意味自分の地元、三軒茶屋に帰ってまいりました。8年間、この三軒茶屋駅、利用していました。
4年間は淡島交差点のあたりに、そして4年は下馬に住む中で、この道もたくさん通ってきました。
自分自身、この三軒茶屋にある意味育ててもらった、その恩返しとして、この今まで41年間の経験を、日本の明るい未来のために役立てていきたい、そういうふうに思っております。奥村まさよしと申します。
日本の明るい未来を作っていきましょう。
そのために、僕は政治家になりたくてなるわけじゃないんです。
日本の保育、そしてパパママの笑顔、そして子供の笑顔を作るためには政治家になるのが一番だ、そう思ってアーティストRAG FAIR(ラグフェア)を脱退しました。
この決意は本当に迷いました。家族を巻き込みます、メンバーも巻き込みます。
でも今やらないと、この日本の未来は明るくなっていかない。
そういう気持ちで活動をさせて頂いております。
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選挙演説の内容を書き起こしています
このページでは、選挙情報サイト「選挙演説マップ」に登録された動画のなかから、スタッフが見た演説動画の中から印象にのこった部分を書き起こして保存しています。
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インターネット選挙運動について(総務省)