安倍晋三 と 丸川珠代(自民党・東京選挙区)7月7日の演説内容
【丸川珠代 自民党公認候補の演説】
12年前、安倍総理の下で初当選をさせていただきました。
そしてこの6年間は、環境大臣、オリンピックパラリンピック担当大臣を務めさせていただきました。
皆さんの、こうして立川で安倍総理の声を聞いていただける、想いを聞いていただける、本当に嬉しいことです。
皆さんおいでくださってありがとうございます。
いよいよ来年、7月24日は、オリンピックの開会式です。
およそひと月と少しにわたってオリンピックパラリンピックが開催され、そしてここ多摩でも競技が行われます。
ずっと「多摩で競技を」その願いを持って、頑張って参りました。
珠代の“たま”は“三多摩”の“たま”。
その思いはずっと変わっていません
ぜひ、私たちが選手たちの活躍に勇気をもらって、私たちもまた新しい挑戦に踏み出してみよう。そんな力をもらえるような、素晴らしい2020年の大会にしていきたいと思います。
そしてとりわけ子ども達には「日本人って凄いんだ」「日本ってこんなに素晴らしいんだ」そう素直に思ってもらえる大会にしたいと思います。
彼らが生き抜いて行く激動の未来。
彼らの中に日本人としての誇りをもってもらえたら、これほど強い心のレガシーはありません。
そして安倍総理の下でこの子どもたちに、平和な未来を手渡したいと思います。
今まさに日本は激動の中にあります。
安倍総理のリーダーシップのもとで、この東アジアに最後まで残った冷戦構造、北朝鮮をめぐる問題は大きく動き始めました。
ぜひともこの動きを前にどんどん進めていきたい。
安倍総理の下で強固な日米同盟をさらに強力なものにして、国際社会に拉致問題と北朝鮮の核とミサイルをめぐる問題を、この重要性をしっかりと理解をしてもらう。協力をしてもらい、私たちの子ども達には、核やミサイルの心配のない未来を手渡していきたいと思います。
そして私たちの国は私たちで守る。
そのことを国民の皆様と強い意志のもとで共有できる。
そんなことができるような憲法を変えていけるように議論を深めていきたいと思います。
私の子どもも、6年前は哺乳瓶を持っておりました。
今、もうランドセルを背負って学校に通っております。
子供たちの安全と未来を守る、大人の大事な仕事です。
30年後を生きる子ども達のために、インターネットやあるいはプログラミング教育、しっかり充実をさせ、人工知能やロボットを使う側の人間として育ってもらいたい。
そして人工知能やロボットが社会の構造をしっかりと支えている未来こそ、人間としての力、人の心を理解しそして人の心を察して、ともに協力しながら新しい創造をしていく。
そのような力を子ども達に身につけさせてあげたいと思います。
一方で高齢化はまさに東京でこれから進んで行きます。
関東以外の多くの都道府県では、もうすでに高齢化率が 30%に達しておりますが、東京はまだ23%。
これからまさに2040年に向かって、高齢者の数が他の地域にないスピードで、量で、ボリュームで増えていきます。
皆さんのお住まいの地域で本当に今の介護のサービスの在り方でいいのか、医療のあり方でいいのか、もう一度丁寧にチェックをしていきたいと思います。
私自身大臣になった翌日に、母が介護疲れで倒れました。
大臣になって、会見をやって、翌朝まで電話が繋がらない…。
おかしいなあと思って母の住む家に行ったら、玄関でひっくり返っておりました。
どうすることもできなくて、そのまま救急車呼んで、私はまた仕事に戻りました。
正直働きながら家族の看護をする、あるいは介護をする、これは本当に至難の技です。
今、ダウン初日に開けてくれる介護の相談窓口も増えてきましたが、ここ東京だからこそ、そしてこの多摩、通勤時間が長いです。こういう地域だからこそ そのライフスタイルに合わせた、働きながら介護をする、あるいは子育てをしながら介護をする皆さんが、本当に生活を維持できるような介護・医療のあり方をしっかり作っていかなければいけません。
そして何よりも、この一度倒れて、でも軽度の認知症になって、病院から出てきた時は一人で暮らせない。そんな状況の要介護の状況になっていた母が、きちんとリハビリをして、 しっかり規則正しくご飯を食べて、運動をして、地域の皆様あるいは施設の皆様とコミュニケーションを取り、社会参加をすることによって、また今仕事に戻ることができています。
私たちは人生の中で、色々な危機や病気やいろんなことがあったとしても、また健康を取り戻すことができる医療介護が地域にあるんです。
これをさらに充実をして、皆さんお一人お一人が人生100年時代、社会の力を生み出す、輝く存在になっていただける、そういう基盤を作っていきたいと思います。
皆さんの長生きを幸せにお支えをしたい。
そして子を育てる母として、子育てが温かく受け入れられる東京を作っていきたいと思います。
どうぞ、丸川珠代、丸川珠代をご支援ください。
よろしくお願いを申し上げますありがとうございます。
* * *
【安倍晋三 自民党総裁の応援演説】
皆様こんにちは。
自由民主党総裁の安倍晋三でございます。
この雨の中、駅前にこんなに沢山の方、お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。
ただいまわが党の公認候補、丸川、丸川珠代。
まさに“三多摩”の“たま”であります丸川珠代から、“たま”しいを込めたご挨拶がございました。
この東京でも、参議院選挙、実は大変厳しい戦いであります。
我党は2名の候補者を出しております。
全体でも大変な激戦、厳しい厳しい戦いでございますが、私たちにとってどうしても必要な人材が丸川珠代であります。
ご承知のように、安倍内閣において丸川さんにはまず環境大臣を務めてくれました。
『パリ協定』に向かって、何回も世界に足を運びながら、この協定をまとめていく上において、国内においても海外においても、大変な努力をしてくれました。
そして次は オリンピック・パラリンピック担当大臣。
いよいよ来年オリンピックパラリンピックを迎えるまでになりました。
様々な課題を、彼女のリーダーシップで乗り越えることができました。
同時にまた丸川珠代さんは、自民党の厚生労働部会長、社会保障政策の政策立案の責任者を務めていただきました。
実は私も若い頃、同じような場に立ったことがあります。
今まさに自らの人生において、介護で頑張る子育てをしながら、いかにそれが大変だったか身をもって経験した丸川さん。
実は、認知症対策基本法を取りまとめていただいたんです。
それは認知症になっても、住み慣れた地域でそのまま住み続けることができる。
社会や地域や、そして介護や医療にしっかりと支えられながら、その後の人生の質も維持できる。と同時に、その予防もしっかりとやっていく。
予防と共生、その2本柱の認知症基本法について、その取りまとめを行い、提出まで至りました。
1日も早く提出をさせたい、こう思っています。
この素晴らしい人材である丸川珠代さん、皆さんのお力でもう一度国会に送っていただけますようによろしくお願い申し上げます。
先般、皆さま、G20が初めて日本で開催され、あのトランプ大統領も、プーチン大統領も、そして習近平主席、多くの人たちが日本に集まりました。
難しい課題もあった。
自由貿易の問題、あるいは環境・気候変動の問題。これは丸川さんが環境大臣として取り組んできた課題だ。
しかしなかなかこれをまとめるのが大変でした。
そして最後の最後の瞬間に、会議の場において、議長を私は勤めていたんですが、この議長役を麻生さんに変わってもらって、私自身がトランプ大統領と直談判をいたしました。
そうしたらトランプ大統領は、妥協案を壁に書いてくれました。この妥協案を持ってフランスのマクロン大統領やあるいはドイツのメルケル首相と話をして、最終的に「難しい」と言われた首脳宣言を出すことができました。
しっかりと環境を守っていく。その方向に向かって前進することができたんです。
プラスチックのゴミも、2050年、世界中から海に出ていかないということでも一致することができました。
皆さんトランプ大統領っていうのは、型破りの大統領だとおそらく皆さんそう思っているんだろうと思います。
しかし皆さん、意外とトランプ大統領は人の話に耳を傾けてくれます。
“意外と”と言うとちょっと語弊があるんですが、話の筋さえ通れば「わかった。晋三、協力するよ」こう言ってくれます。
米国は日本にとって唯一の同盟国であります。
もし日本が侵略を受けた際には、アメリカがまさに日本を守るために戦ってくれる。
このアメリカの大統領と信頼関係を作っていくことが、日本の総理大臣の最低限の責任だと私は思っています。
平和安全法制も成立をしました。
日米同盟が私たちのもとで、いまだかつてないほど強固なものとなっています。
日本を守っているのはまさに『日米同盟の抑止力』と『自衛隊』のみなさんであります。
日々自衛隊の皆さんは365日24時間汗を流してくれています。
でも皆さん、この“自衛隊”、「憲法違反だ」と、例えば共産党はそう主張しています。
災害があった時に真っ先に駆けつけて、命知らずで国民を守る。
この自衛隊を未だに“憲法違反”だと言っている政党があるんです。
皆さん、こんな状況に終止符を打つために、私たちは憲法に『自衛隊』と明記をして、こうした論争に終止符を打っていきたい。こう考えているんです。
そして最後に決めるのは国民投票。
国民の皆様であります。
皆様に判断していただくためには国会議員がちゃんと議論しなければダメですよ。
しかし憲法審査会においては野党が審議拒否をして、この1年間、衆議院においては2時間あまり、参議院においてはたった3分しか審議がなされていない。
これは残念。そして国会議員としての 職務を果たしているとは私は言えないんじゃないかと思います。
この選挙で問われているのは、丸川さんや私たちのように、未来に向かってしっかりと憲法を議論していく候補者や政党を選ぶのか、あるいは国会議員の責任を放棄して、議論すらしない候補者や政党を選ぶのか。
それを決める選挙であります。
私たちはしっかりと責任を持って議論し、前に進めてまいります。
そしてこの選挙、年金も大きな課題になっています。
野党からは、財源に裏付けをされた具体的な案は出てこない。
不安ばっかり煽っている。
年金は老後を支える、老後の生活を支える柱であります。
しかし、年金の財源は皆さん、…(聞きとれない)…の皆さんのまさに保険料とそして税金で支えられています。
負担を増やさずに 年金額を上げて行くことはできません。
打ち出の小槌はないんです。
ですから私たちはしっかりと責任を持って、財源を確保して、厳しい方々を支援していきます。
例えば、低年金の方々に対して、10月から消費税の財源を利用して、年最大6万円の給付を行ってまいります。
また、年金の低い方々にとっては「介護保険料大変だ」そういう声を聞きます。
そこでやはり、10月から介護保険料を2/3に軽減してまいります。
私たちはやるべきことをやっていく。
今日は大変たくさんの若い皆さんにこの会場に足を運んで頂きました。嬉しく思います。
皆さんにとって、将来人口が減っていく中にあって、高齢化が進んでいって、「自分達は年金もらえるんだろうか」不安を持っておられる方がたくさんいらっしゃると思います。
でも皆さん、政策によっては年金額を守り、増やしていくことだってできるんです。
私たちの経済政策で、この6年間で雇用は380万人も増えたんです。
新しく380万人働き始めた。
つまり保険料だって増えたんです。
そして6年連続、今世紀に入って最高水準の賃上げが続いて、この4月、年金額を増やすことが皆さんできたんですよ、皆さん。
そして皆さんの大切な積立金、お預かりをしている積立金。
一部は株式市場で運用している。
この株価平均、民主党政権時代は1万円を割っていた。大きく割っていた。今2万円を超えてますから。
この運用益は、なんと53兆円になる。
分かりやすく言うと、民主党政権の3年間の13倍にすることができたんです。
年金を守っていく、それは強い経済を作っていくことであります。
これからもしっかりと強い経済を作ってまいります。
私たちが強い経済を作って、経済の成長させた結果、今年度の税収は過去最高 。あのバブル期を上回りました。
東京の法人関係税収も6割も増えた。
雇用だって増えた。
果実を私たちはみなさんにとって大切な社会保障分野に…(聞きとれない)…ています。
例えば介護の受け皿。安心のために、50万人ぶんの介護の受け皿をわたしたちはしっかりと作っていく。
この現場で頑張っている、介護士の皆さんの待遇も改善してきました。
月5万1000円、私たちは改善し、さらに…(聞きとれない)…の皆さんには1万円の上乗せを行ってまいりました。
そして保育。
53万人ぶんの保育の受け入れの整備をして、東京において大幅に待機児童を減少してまいりました。
そして、そこで頑張る保育士のみなさんの待遇だって改善してきました。
月4万1000円の改善をし、さらに経験を積んだ方には4万円月上乗せをしてまいりました。
この前、皆さん、党首討論したら、民主党の枝野さん…あ、すいません、『立憲民主党』でした。
毎回毎回、党が変わるから覚えるのが大変。
立憲民主党の枝野さんが「自民党政権、全然待遇を改善していない」こう言っていましたが、いま申し上げましたようにそれは嘘です。
そして「自分たちが政権を取ったら、思い切って待遇を改善をする」こう言っていました。
では自分たちが政権を担っていたあの時代、果たして保育で頑張る皆さんの待遇は改善されたか?
私と丸川さんで調べてみました。
驚くことに全く待遇は改善されていない。…どころか、マイナス1.2%であります。なんとマイナスだったんです。
できもしない公約を述べることは簡単です。
大切なことはしっかりと財源を確保して、実行していくことであります。
私たちは、お約束したことはこれからもしっかりと実行してまいります。
皆さん、政治にとって大切な役割は“雇用を作って、働きたい人が働く場を作っていく”ことであります。
今私たちの政策によって、有効求人倍率、東京ではなんと2.12倍になった。
つまり100人の求職者に対し、212人分の雇用がある。求職があるという状況を作ることができたんです。
これは民主党政権時代の倍であります。
今年の4月、高校大学を卒業した皆さんの就職率は過去最高水準になっています。
そして、とうとう全国で、全ての都道府県で有効求人倍率は1倍を超え、正社員の有効求人倍率もとうとう1倍を超えた。
つまり正社員になりたいというひとりの人に対し、ひとり分の正規の雇用があるという“まっとうな社会”を、私たちは初めて作り上げることができたんです。
この流れを変えてはだめです、皆さん。
さらに強くしていこうではありませんか。
12年前、丸川さんが初めて当選をしたあの選挙。
私の責任で自民党自体は残念ながら惨敗をいたしました。
自民党が惨敗をした結果、政治は安定をしない。
そしてとうとうあの民主党政権が誕生しました。
決められない政治、バラバラな政治、経済は停滞していく。
失業者は今よりも100万人も多かったんです。
そして、中小企業・小規模事業者は、今よりも4割も多く倒産していた。
『連鎖倒産』という言葉が日本中を覆っていた。
…(聞きとれない)…どんなに頑張ったって工場閉めるしかなかったんです。
若い皆さんが なかなか就職できなかったあの時代。
いよいよ令和の時代を迎えて、来年オリンピック・パラリンピック。
あの時代に逆戻りするわけにはいかないじゃないですか、皆さん。
(33:50)
-
動画の削除・申請について
当サイト上に掲載されている情報に関して、変更・修正または削除を求める場合は、以下のフォームからご連絡ください。
選挙演説の内容を書き起こしています
このページでは、選挙情報サイト「選挙演説マップ」に登録された動画のなかから、スタッフが見た演説動画の中から印象にのこった部分を書き起こして保存しています。
※当マップの目的は人々の間にある情報格差を是正し、有権者ひとり一人が候補者の主張を理解し、投票につなげることです。特定の政党を応援したり非難する意図はございません。
インターネット選挙運動について(総務省)