蓮舫 と 山岸一生(立憲民主党・東京選挙区)7月7日の演説内容
【山岸一生候補の演説】
立憲民主党の山岸一生です。
イッセー イッセー 山岸一生でどうか覚えてください。
今日はよろしくお願いいたします
こんなあいにくの、雨の七夕になってしまいましたけれども、多くの皆さんにお集まりをいただきました。
(そばにある七夕かざりの短冊を見て)皆さん七夕の願い事 何を書かれましたでしょうか。
「嘘のない政治を」
「恋人ができますように」
いろいろ書いていただいておりますけれども、
「奨学金の延滞」
そうですよね、若い人の声。
「子どもたちが自由に人生を生きられるように」
いろんなご意見頂戴しています。
私も色んな願い事があります。欲を言えば「選挙に勝ちたい」当然です。
だけど、今ひとつあげることをお許し願えれば、申し上げたい。
私には母がいます。「母が元気になるといいな」と、そのことを祈りたいと思っています。
ひとつだけ個人的なお話にお付き合いください。
私、今37歳。母は72歳です。
父を早く亡くしましたので、母が頑張ってくれています。
4月に母が突然倒れました。
救急車で病院に運ばれて、私と姉が呼ばれました。
慌てて駆けつけると、幸い命は助かりまして、麻酔から覚めた母が、私と姉を前にして最初に言った言葉が
「ごめんね迷惑かけて」と言うんです。
私はびっくりしました。
「いやお母さんね。三途の川まで行って帰ってきて、命が助かったのに『良かった』って言えばいいんじゃないの?ツイてたんだよ、ラッキーだったよ」
そう聞いたら、母がこう言うんです。
「違うのよ。私みたいなおばあちゃんは、最初から自分から『ごめんね』って謝っておけば、誰からもいじめられないから、こういうのよ」
そう言うんです。
私はすごくショックを受けました。
なんかそんな事って、いま私たちの身の回りにすごくいっぱいあるような気がするんです。
お年寄りが年金が足りないのは自分のせい。
お年寄りが長生きして、病気になって医療費がかかるのも自分のせい。
あるいは若者が社会に出るときに奨学金をたくさん背負うのも、それも自分の選択だ。
あるいは就職氷河期に社会に出た若者。仕事に就けなかったのも自分のせいだ。ごめんなさい。
なんかそんなことが今、世の中にあまりに多すぎるように、この母の言葉を通じて改めておもったんです。
何でこんなに私たち謝んなきゃいけないのかな。
なんでこんなに自分が悪い、自分のせいだって思わなきゃいけないのかな。
改めて思ったんです。
そういう色んな不安とか息苦しさとか辛さ、それを自分のせいにするんじゃなくって、社会全体で支えあっていくっていうのが『政治』の仕事だったはずなんじゃないでしょうか。
でも今の政治、この6年半…(聞き取れない)…をしていき、どうですか?
自己責任を煽り、格差を広げ、社会を分断する。
そんな政治が 6年半も続いてきた。
その結果として今私たちは、「生きづらいのは自分のせい」「 辛いのは自分のせい」「自分が悪い」「ごめんなさい」。そんな風に思い込まされているんではないでしょうか。
私は思いました。
もっと声をあげていいはず。もっと怒っていいはず。もっと政治が悪いってはっきり言っていいはず。
その母の病気と、その言葉を通じて改めて思いました。
私たちはもっと自由に声をあげていいはず。
その後ずっと実は考えました。
4月に母の病気があって、5月の連休中ずっと考えてました。
今の政治はおかしい。こんなに生きづらい政治。こんなに物を言いづらい社会。おかしい。
ずっとそう思ってきました。
だけど、15年間朝日新聞の記者として働いてきました。
ペンを捨てて会社を辞める。すごい怖かった。
でも私は思いました。ここで声を上げなかったら。一体自分はどうなるんだろう。あるいは家族はどうなるんだろう。日本はどうなっていくんだろう。そう思ったんです。
私、今37歳 。
これから10年間、20年間日本を背負っていく世代です。
母は72歳。これから10年間20年間医療費もかかるし年金も足りなくなる。そういう世代です。
私はまだ子供を授かっていませんが、これからもし子供が生まれれば10年間20年間、次の世代を育てていく。今そういう世代です。
今のままの自己責任ばかりの政治、全て個人のせいだ こんなことを言う社会。そして意見を言えば潰される。
こんな社会だったら、果たして10年後20年後の日本どうなるんだろうか。本当に怖い。そう思いました。
連休の間ずっと考えて、その後立憲民主党を率いる枝野幸男代表、そしてこの中野で活躍する長妻昭代表代行にお願いをしました。
「私にやらせてください。まっとうな社会を取り戻すこの戦い。私にやらせて下さい」と。
チャンスを下さいと、そうお願いをして、今こうして皆様の前でマイクを握っています。
全てを捨てて挑戦をしてまいります。
まっとうな社会を何とかして取り戻していきたい。
私たちが何でもかんでも自分自己責任。自分にごめんねって…、違う。社会が解決。政治が変えていく。
そういう当たり前の声を、当たり前に挙げられる社会をもう1回取り戻すために挑戦をしていきます。
そのための参議院選挙。
今日4日目です。木金土と3日間、あちこちでお訴えをしてきて、ずっとお願いしてきました。
皆様のお力をください。皆様の一票をください。もちろん選挙ですから 一票を頂きたいんです。お力欲しいんです。
でも、実はずっとこの3日間、今日のさっき夕方まで、「お力をください」「ご支援をお願いします」と訴えていながら、何か違うなあと実は思っていたんです。
選挙の時だけ「ご支援ください。お力ください」で、選挙が終わったら知らんぷり。
全然関係ない政策、憲法改正とか言ってもいなかったことをどんどん進めていく。
そんな政治を続けてきたのが、まさに6年半続いた今の政権でした。
私は、あるいは立憲民主党は、そうではない政治を目指しているはずです。
選挙の時だけ…(聞き取れない)…のいいことを言って「お力をください。ご支援ください」そう言って、終われば知らん顔。
そういう政治ではないはずです。
あの時も雨で…。
2017年。1年半前の衆議院議員選挙。
雨ばっかり降ってたあの衆議院選挙で、立憲民主党を立ち上げた枝野幸男さんはこう言ったはずです。
「立憲民主党はあなたです」
あの時、私もそう思いました。
立憲民主党は私だ。初めて私が気持ちを託せる政党が生まれてくれた。
私たちの、働く者、暮らす者の目線で、本当にモノを言う政党が初めてできた。
あの選挙で私もそう思いました。
その中で、あれから1年半が経って、今の挑戦がある。
だから私は、この選挙は「ご支援ください。力をください」そういう選挙で終わらせてはいけないと思うんです。
ちょっと3日間反省しました。
「お力をください」じゃないんです。
今日申し上げたいのは、「みんなでやろう。みんなで作ろう。みんなで変えよう」そのことを申し上げたいんです。
もちろん一票を欲しい。お力欲しいんだけども、皆さんの声を私が頂いて、国会の場にぶつける、政府の場にぶつける。そういう仕事をしていきたいんです。
今日、この七夕の短冊に書いてもらったたくさんの願いを、私が国会に届ける。そういう仕事がしたいんです。
選挙の時の「お願いします。ご支援ください」そういう政治じゃないんです。立憲民主党がしたいのは。
私山岸一生がしたいのは、皆さんと作る。皆さんで作る。むしろ主役は皆さんで、私はその声をお預かりをする。
そういう当たり前の政治を、もう1回 作っていきたいんです。
そのための挑戦が今まさに始まった参議院議員選挙なんです。
ですから山岸一生、たまには「お願いします」とか言うかもしれません。
でもできるだけ言わないようにしたい。
その代わりに「みんなで変えましょう。一緒に変えましょう。私たちで作っていきましょう」そのことを申し上げたいと思います。
そのための旅があと2週間、まだ続きます。
どうかその一緒に声を上げる。一緒に変える。その輪を少しでもひろげていって、あと2週間後にはこれが新しい政治なんだ。1年半前に立憲民主党ができて、「立憲民主党は私だ」と、そう思った皆さんがあれから1年半たって、その場を少しずつ広げていって、たまたまその輪の中心に山岸一成がいる。皆さんで輪をどんどん広げていく。そういう選挙にしていきたいと、戦いにしていきたい。そう思っております。
選挙だけが目的じゃないんです。
選挙に勝った後、その後が大事なんです。
私山岸一生、15年間新聞記者をやってまいりました。
取材力と質問力は自信があります。
山岸一生を国会にお送り頂ければ、必ず政府に鋭く突っ込んで行きます。
私たちの年金、何を隠しているのか。
なぜ政府は本当の事を言わないのか。
政府のごまかしは見逃さない、国の嘘は必ず見破っていく。
山岸一生は、皆さんの目となって耳となって声となって、この七夕の願いを国へ届ける。その仕事を私は行って参ります。
どうかそのチャンスを下さい。
皆さんで輪をつなげていただいて、一緒になって戦っていく。一緒になって作り上げる。そういう新しい政治を、新しい社会を、ご一緒に作り上げて参りましょう。
後2週間、ともに作り上げて参りましょう。
みんなで行きましょう。
山岸一生とご一緒に作り上げてまいりましょう。
どうかどうか、よろしくお願いを申し上げます。
【蓮舫 立憲民主党副代表の応援演説】
立憲民主党の蓮舫です。
雨の中立ち止まって頂けていること、まことに心から、感謝を申し上げると同時に、蓮舫からも山岸一生、この東京から皆さんの想いを、山岸一生にぜひ託していただきたいと、改めて、改めてお願いをさせていただきたいと思います。
山岸一生を、どうかよろしくお願いいたします。
政治は誰のために、何のためにあるんでしょうか?
7月4日から始まった参議院議員選挙。
私はこの人のこの発言を聞いた時に、あまりにもズレている。戸惑いを覚えました。
先週、自由民主党の二階幹事長。
場所は徳島県。
ある特定の業界団体。集めた集いでこう言われました。
「選挙を一生懸命やってくれた人には予算を付ける。そうじゃない人たちには予算を休ませてもらう。…」
(参考:『二階・自民幹事長「選挙やるなら予算づけ」土地改良関係者前に』/毎日新聞 6月30日朝刊)
いつの話でしょうか?
百歩譲って、わが国が何もないところから立ち上がって、自由経済、民主主義…。自由民主党が豊かな日本を作ってくれた時に、強いリーダーが税金を公共事業、何よりも求められるわが国経済の繁栄のために予算の配分をしていた時は、もう随分前の昭和の時代です。
平成が終わり令和になり、そして予算は、自民党の…(聞き取れない)…をやってくれた人につける。
二階さんのお金ですか?
麻生さんのお金ですか?
安倍総理のお金ですか?
みなさんの税金と次世代の借金じゃないでしょうか。
こんな発想の政治はもうやめたほうがいいと、改めて声をあげていただきたいと思いますがいかがでしょうか?
こんな税金の使われ方をされたらいつまでたってもダダ漏れじゃないですか。
1000兆円の借金が残され、毎年の予算編成、40兆近くは借金で、そして支出は残念ながら見直されないまま…こんな税金の使われ方で皆さんの政治への信頼、税金が平等に分配される、自分たちに行政サービスで返ってくる。そんな信用がないままに、安倍内閣はこの秋消費税を10%にする。
私たちは反対です。
この景気、この家計のあり方、この雇用環境の中で、今消費税をあげたら景気は冷え込むに決まってる。
信頼できない増税なんて、それはなかなかやってはいけない時があると私は思う。
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選挙演説の内容を書き起こしています
このページでは、選挙情報サイト「選挙演説マップ」に登録された動画のなかから、スタッフが見た演説動画の中から印象にのこった部分を書き起こして保存しています。
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インターネット選挙運動について(総務省)