梅村さとし(日本維新の会・比例代表)7月8日の演説内容
実は私ね、取り組んでいるテーマの一つに、平穏死、今難しい言葉で言えばね、『尊厳死』、そういう問題がね、今医療の世界では問題になっているんです。
表現が非常に難しいんですけれども、ご本人が意思がもうないにもかかわらずですね、自らが望んでいない医療が展開をされていく。たとえばこれが人工呼吸器であったりとか、あるいは人工栄養であったりとかとか、まぁそういう問題っていうのが今日本にはあるんです。
私も実は前に参議院議員をやっていた時に、この問題に取り組みましてね、これどういうことかって言いますと、今その方がですね、もうこれくらいで治療はやめてほしいと。あとは終末期なので穏やかにあの世に旅立っていきたいという理由であってもですね、今の日本の医療制度でしたら、栄養を止めるとか、あるいは人工呼吸器を止めるとか、そういうことは今の日本の法律ではできないんですよ。
皆さんそういう話聞かれたことありませんか。ありますよね。でね、これは実はなんでできないかって言うと、突き詰めてやればこれが犯罪行為になるんです。今ね、その方がもう治療をやめてほしいとご家族が言ったとしても、我々医師側がですね、あるいは医療側がその生命維持を止めるということは今は犯罪行為になります。
私たちはね皆さんにぜひ考えていただきたいと思うんです。
これねお金の問題で言ってるんではないんですね。
高齢者の方の尊厳を考えたとき、やっぱりとことんまで治療するということがこれやらざるを得ないという今の日本の医療は、私は正していかなければいけないと思っています。
治療をね、途中で止めるという選択肢も、あるいは穏やかに最後を過ごしてもらう、こういったことをね、実は今日本には法律がありません。
法律がないってことはご家族がそのような行為をしたとしても、医療側が途中で治療を差し控えてもね、これ犯罪になる可能性があるんですよ。
だから今ね残念ながら自らの意思に反した終末期のダラダラダラダラした医療っていうのがどうしても残ってしまいます。
私はねやっぱり患者さんの尊厳っていうものを考えたら、こういうこと、一定の基準で治療を途中で止めたり、あるいは穏やかに最後を過ごせるような環境を作る、これはね今まで国会議員は誰も言ってこなかったんです。
私はそういうことをね、ぜひ法律を整備をして、そしてご本人やご家族の希望を実現できるような、そういう医療を作っていきたいと思っております。
(17:43)
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