作家・島田雅彦(応援演説・れいわ新選組)7月12日の演説内容
島田雅彦です。
友達少ないんですけど、山本太郎さんは非常に親しい友人なので、ここに参りました。
国民が生まれてから死ぬまでに払う税金の総額っていうのは、れくらいだろうかという問題があって。
まあ、所得税・住民税・相続税・消費税、喫煙者はたばこ税、酒飲みは酒税、自動車税・固定資産税など…様々な名目で払われていますし、これに厚生年金とか健康保険料とか雇用保険の料金を加算しますと、
年収500万円くらいの人で、年間120万円くらい払うことになります。
同じ年収のまま40年間働いたとして、退職金2,000万もらったとして、生涯賃金は約2億2,000万円ほどになりますが、税金は累計で4,500万円以上になるでしょう。
生涯に稼ぐお金の2割以上は、税金で持っていかれてしまうんですね。
やばいですね。
これは「政府に搾取されている」と言っても過言ではないほどの税負担を強いられているということです。
ですから国民は、
「もっと税金を公平に、有益に使え」
と政府に要求する権利があるはずです。
年金資金を博打まがいの株式運用に回して損失を出したのだから、
「年金返せ」
と言うべきなんです。
防衛省はほとんど意味のないミサイルを配備したり、演習にしか使わないポンコツ戦闘機を爆買いしてアメリカに無駄金を貢いでいることに、もっと怒っていいんです。
さらに政府は消費増税をし、家計を圧迫し、なけなしの預貯金さえも搾り取ろうとしています。
そんな泥棒政権をのさばらせていいんですか?
若者は定職を奪われ、
将来の夢は早くから諦めなければならず、
結婚や子育ての余裕もなく、
年金も十分にはもらえず、
その年金をもらう前に飢え死にする心配もしなければなりません。
三位一体化した『政治家』と『官僚』と 『大企業経営者』は、仲間内で利益を融通していくことにしか興味がなく、追い詰められた若者の境遇など一顧だにせず、日本の未来を食い潰しています。
彼らは税金を私的に濫費し、国民の財産を盗みましたが、『本当の宝』は奪えません。
その宝とは、私たちの『良心』です。
一方、彼らが私たちから気前よく買ってくれたものがあります。
それは、私たちの『恨み』です。
私たちの良心を奪えぬまま、恨みばかり買ったので、彼らは悪事を全うできず、再来週には断罪されることになるのです。
政府は国民から完全に乖離しています。
ほんの一握りの国民だけを優遇し、その他大勢をネグレクトしているのです。
政府が絶対多数の国民に全く関心を払わないのだから、「何を言っても無駄」と諦めが支配してしまっています。
国民は『政治的無関心』に誘導され、「日本がどうなろうと知ったことか」と思わされています。
首相や閣僚、その不愉快な仲間たちがどんな不正を働いても国民は知らんぷりしてくれる。
まさにそれこそ政府が望むところで、白紙委任状を受け取ったつもりでやりたい放題やっているのです。
増税すれば生活にさらに余裕がなくなるのに「仕方ない」と諦めていませんか?
原発を稼働するといえば「電力供給のためだ」と目をつぶっていませんか?
何の役にも立たないポンコツ戦闘機とミサイルを爆買いしても「自分とは無縁だ」と黙認していませんか?
いよいよ戦争することになっても「自分が戦うわけじゃないから勝手にどうぞ」と判断していませんか?
全てを拒みたいのに、服従するしかない状態に置かれていませんか?
国民は虐待されてる子供ですか?
私たちは大人なのだから、この不愉快極まる現状を変えなければなりません。
私たちには『良心の自由』もあれば『恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利』もあるのだから、今それを使わずに、いつ使うんですか?
早くしないとその自由と権利を奪われてしまいます。
投票に行きましょう。
(1:04:40)
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