枝野幸男 と 塩村あやか(立憲民主党・東京選挙区)6月30日の演説内容
【塩村あやか候補の演説】
最後に一点だけ、皆様にお伝えさせていただきたいことがあります。
参議院選挙に向けて訴えたいこと、それは、今日本では武器の爆買いが進んでいます。
過去最高額。ローンを組んでまで買うような国になってしまいました。
一方で細っていくのは何でしょうか?
私たちの福祉なんです。
要支援1・2は既に外されました。
今後、要介護1・2も外していこうという、今、国ではこうした議論が進んでいます。
参院選衆院選が終わるまでは、ここは進まないでしょう。
しかしこれ、何とかして阻止していかなくては、武器の爆買いは進んで行くのに、私たちが安心をして歳を取れない日本が進んでいくことになります。
私は福祉を拡充させて、安心して老後を迎えられる日本に、また戻していきたいと思っています。
防衛装備品の話をすると、こういう声が出るんです。
「防衛は防衛として考えろ」
そうじゃないと思います。
バランスを見なきゃいけません。
バランスを欠いているのが今の日本です。
日本のバランス、政治のバランスを取り戻す挑戦が、この参議院選挙だと思っておりますので、どうか皆さん、安心をして歳を取れる日本に戻していくために、私たち立憲民主党、そして私、塩村あやか、全力で取り組みますので力を貸してください。
どうかよろしくお願いいたします。
(11:20)
【枝野幸男 立憲民主党代表の応援演説】
もう一点、大きく変えなければならないことがあります。
それは違いを認め合う社会。
多様性を力にする社会へと変えていかなければなりません。
2つ意味があります。
1つは、社会の皆さんの暮らし自体が多様になっているからです。
本当に、高齢化によってリタイヤされたみなさんの暮らしは、国民年金課・厚生年金家によって全然収入が違います。
高齢者になれば病気がちになります。
体が弱くなるかと思います。
健康状況やあるいは足が不自由かどうか。全然暮らし向きが違います。
夫婦連れ合いがお元気で2人で暮らしていらっしゃる方。
お一人暮らしの方。
お子さんお孫さんがいる方、いない方。
近くに住んでいる、住んでいない。
…本当に高齢者の暮らしぶりは多種多様です。
若い皆さんも、
子どもに満足に子供食事を食べさせることが出来なくて貧困の中で困っている親御さんもいれば、
東京では子どもに塾だなんだかんだと、やたらお金をかける。それが出来るご家庭もいます。
本当に多種多様になっています。
それに合わせた社会の仕組みと政治を作っていかなければ、誰にとってもしっくりこない社会の構造になります。
そしてもう1つは、多様性を“力”にしないと、日本はこれから住みやすい国にも、経済の発展も望めないから。
先程、企業が輸出で儲けても大きな工場を作らなくなったと言いました。
それは新興諸国が安い人件費で、同じものをたくさん作るなら日本で作るよりよっぽど安くできる。そういう世界の経済構造だからです。
でも日本の輸出が、それでもがんばっているのはなぜか?
新興国では簡単にマネのできない新しい技術を、新しい製品を、新しい付加価値を生み出し続けているから。
新興国はできないことをやっているから。
だから経済成長輸出に限って言えば、この間持ってきたんです。
新しいものを生み出すのは誰ですか?
変わりもんじゃないですか?
変わりもんを大事にして、その変わっている視点をみんなで活かしてもらわないと、この国の経済は伸びていきませんよ。
いや、もちろんみんなが変わり者になれとは言いません。
「私は人と一緒がいい」「目立たない方がいい」「 周りにゆっくり合わせて生きていく」 そういう価値観も大事にしたいと思います。
でも、少数の立場の、変わった声だから、それを踏まえていろんなものを組み立てていく。
それを種にして、新しいものを生み出していく。
それがないと経済は発展していきません。
皆さんの身近な暮らしだってそうです。
例えば…、大阪でまた安倍さん変なこと言っちゃって、世界の人々の前で大阪城にエレベーター作ったのは“ミス”だったと。
大阪城、みなさん知ってますよね?
豊臣秀吉が作ったんじゃないですからねあれ。
昭和に作った鉄筋コンクリートの建物ですからね。
戦国時代に作った、江戸時代に作ったという歴史的な建物、そこに手を加えていいのかっていう話もありますよ。
でも大阪城は鉄筋コンクリートですから。昭和に作られた。それはバリアフリーにするの当たり前でしょ。
でないと、障害をお持ちの方はもちろん、歳を取ったら階段上がれなくなるんですよ。
そういう人たちの立場というものに目を向けることができない。
それをむしろをむしろ話の種にしてしまっている。大変残念。
エレベーター・エスカレーターは、車いすの皆さんなどが社会に出るために、少数の立場の人のために作られた。
でもエレベーターが色んな所に準じ揃って行ったとことによって、例えばお子さん連れでベビーバギーを押してらっしゃる方、年を取って足が弱くなってらっしゃる方、怪我をして松葉杖をついていらっしゃる方、障害をお持ちの皆さんだけではなくて多くの人が恩恵を受けています。
駅に順序ホームドアができています。
目の不自由な方にとっては死活問題。
だから声を上げて、頑張ってホームドアの設置を進めてこられました。
結果として、例えばお子さん連れ、3歳4歳。我が家も10年ぐらい前、駅で走り回ってホームから落ちるんじゃないか?子育て中の方にはそういう不安があるんじゃないでしょうか。
仕事帰り一杯ひっかけて、ちょっとほろ酔い気分、千鳥足でホームから落ちるんじゃないか。
ギクッとした経験がある方は私だけじゃないんじゃないかと思います。
ホームドアができることで、目の不自由な方が一番恩恵を受けるかもしれないけど、みんなが恩恵を受けるんです。
だから少数の立場の人の、多くの人たちが気づかないそういう視点というものを声というものを、しっかりと受け止めて、お互いにそれを大事にする社会を作っていくことで、この社会はもっともっと住みよくなる。
そして世界に新しい付加価値を、世界に向けて売り出していくことができると思う。
今までとは180°違う世界です。
企業基点から家計基点へ。
画一的な社会から、違いを認め合う社会へ。
本当に大転換。
政治がやらなければいけない仕事です。
でも政治だけではできません。
まさに、日本の政治を、民主主義をバージョンアップしていきましょう、皆さん。
(19:40)
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