やすとみ歩(れいわ新選組・比例代表)7月12日の演説内容
こんばんは
比例区候補のやすとみ歩です。
ありがとうございます。
今日はですね、選挙公約を一つ果たしてきました。
それは、「皇居の周りを馬で走るぞ」、記者会見で申しましたが、ようやくですね、行ってまいりました。
一周はできなかったんですけど、千鳥ヶ淵から二重橋の方に行って、東京駅まで。雨の中を。
誰もいなかったんですけど、行って参りました。
ちょっと肩の荷が下りた気がしています
でも、あのいつもたくさんの方がマラソンしているので、しかも景色が綺麗なので、さぞかしいいところかなと思って言ったんですが。
でも行ってみるとですね、4車線の幹線道路なんですね。
ものすごいたくさんのトラックとか、大きな車が、猛スピードで走ってて。
排気ガスでちょっと気持ちが悪くなる空間でした。
皇居の方は基本的に堀なんですけど、堀以外の所に綺麗な芝生のところも“立ち入り禁止”って書いてあったので…。馬がすごく緊張しちゃって、大急ぎで駆け抜けて、「あぁ人間も辛いなあ」とか言いながら逃げてきました。
やはりその『権力』という空間にあるものは、美しく見えても、でも実際には人間を排除している。そう思いました。
天皇陛下のお住まいの周りを、そんなに排気ガスを毎日毎日ばらまいていいのか?っていう…まあ、それで東京駅までたどり着いたんですが。
東京駅はご承知のように、森まゆみさんていう作家の方を中心にした運動で、屋根がですね、元の姿に戻ってとっても美しい建物で、その前に白い馬がいると本当に美しかったです。
もっと東京駅の前には馬がいてほしいな、と。
時折、外国の大使を迎えに馬車が来たりするそうなんですが、でも、もしもあそこに小さな牧場でもあって、馬が何か餌でも食ってたら、通勤の行き帰りに線路に飛び込む人は減るかもしれない。そう思いました。
で、やってると、警備員の方とか駅の助役もやってきてですね。
結局、「その馬はどけてくれ」と。
「動物は入っちゃいけないんだ」と。
でも、人間は動物じゃないんですか?
人間は動物じゃないみたいなんで、それからその警備員の方は「こんなところ入っちゃいけないって普通に考えれば分かるだろう」と、馬を面倒見てくれていた若者に言ったそうなんですが、でもレンガ造りの東京駅の前に白い馬がいて「綺麗だな」って思うのと、「こんなところに馬が入っちゃいけないだろう」と思うのと、どっちが普通なんでしょうか?
私たちの『普通』は、『異常』です。
人間は動物にはいっていません。
でも、どんなに偉そうにしたって、どんなに頑張ったって、私たちはどうしようもない愚かな『猿』です。
この記号化された都市に詰め込まれて、人間は平気かもしれませんが、『猿』は苦しんでいます。
私たちは一匹の猿として、幸せを追求すべきだと思います。
そして、人間の社会は、その目的はお金かもしれません。成功かもしれません。
でも、猿にとって、お金は意味がないんです。
猿にとって、成功は意味がありません。
私たちは一匹の猿として、幸福を感じ取るべきであり、そして同時に、その上で人間として何をするか考えましょう。
もし猿であるなら、私たちの目的は『子供を守ること』でしかないと思います。
それは全ての生き物の鉄則です。
アリの社会でも、ハチの社会でも、その目的は『子どもを守ること』です。
でも私たち人間の社会はその目的を忘れています。
私たちの国の目的は『富国強兵』です。
露骨に『富国強兵』と言わず、『経済発展』とか『経済成長』とか言ってますが、しかし本当の言葉は今もなお『富国強兵』です。
国を富ませ兵を強くする安倍政権は、この古い政治的原理を露骨に復活させつつあります。
でも、お考えください。
現代社会で戦闘機を買って、国を守れると本当に思いますか?
インターネットでサイバー攻撃をできる時に、戦闘機を出動させて意味があるんでしょうか?
50数ヶ所ある原子力発電所の一つでも爆破されたら、日本はもう終わってしまいます。そういう攻撃を戦闘機で阻止できるんでしょうか?
私たちができる唯一の国防は、『信頼関係を張り巡らせること』でしかありません。
一人一人の日本人が、一人一人の海外の人々、アジアの人々とともに友達になる。
一つ一つの会社が、海外の会社と信頼関係に基づいた取引をする。
一つ一つの地方政府が、一つ一つの地方政府と信頼関係を結ぶ。
そして国同士が信頼関係を結び、その信頼関係の束のみが私たちの国を守ってくれるはずです。
意味のある国防政策を考えましょう。
そして私たちの子供たちを守りましょう。
外国のすべての国の子供たちに手をさしのべる国になった時、誰がこの国を攻めるというのでしょうか?
少しだけ、10秒間だけで結構です。
今もたくさんの子どもたちが世界中で死んでいっています。
たくさんのペットや、たくさんの馬が今日も殺されています。
その命に、少しだけ黙祷させてください。
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ありがとうございました。
(1:47:30)
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