加藤ちほ(立憲民主党・栃木県)7月10日の演説内容 @カインズホーム佐野店前
今回の参議院選挙、何よりも『憲法改正』の発議をしっかりととどめていく、歯止めをかけていく。
働く皆さんの思いにしっかりと寄り添う政治、取り戻して参りたいと思います。
この参議院選挙で、再び改選後に与党が2/3議席を確保していることがあれば、いよいよ秋の臨時国会において『憲法の改正発議』、現実味を帯びてきます。
私が一丁目一番地、大切な大切な公約として「憲法改正を止める」「平和憲法を守る」、その根幹である魂とも言える「憲法9条を守り抜く」、何よりも子どもたちのために、次世代の子どもたちのためにこのかけがえのない平和、穏やかな日常生活、ささやかな個人の自由や尊厳が尊重されるような、そんな社会。子どもたちにしっかりと渡していきたいと思っています。
2つ目の争点、年金2千万円問題です。
金融庁の報告書、「なかったことにする」、「受け取らなかったことにすれば大丈夫」。
大丈夫なわけないじゃないですか。
森友加計問題の時から安倍政権の本質は『忖度(そんたく)』が横行する、『隠蔽(いんぺい)体質』が横行する。何一つ変わっていません。
この行き過ぎた一強政治に、きちんと歯止めをかけていくこと。
国政の中にバランス感覚が働く、緊張感をもって与野党がきちんとまともな政策議論を戦わせることができるような、そんな国会を、国政を、私加藤ちほは取り戻してまいりたいんです。
けれども勝たなければ何もできない。
勝たなければ止めることもできない。
年金、この2千万円問題で今多くの国民の皆さんが老後の暮らしに不安を感じておられると思うんですね。
飲食店で、常連さんが週に何回も来てくれていたのが、来る回数が早速減ってしまった。とか、「金融の資産運用セミナー」に定員の3倍4倍超えるお申込みが殺到してるとか、やっぱりみんな将来が不安だから『自己防衛』に走るんですよね。
財布の紐もギュッと固くなる。
こんなんじゃ『個人消費』なんか伸びるわけないんですよ。
どうしてアベノミクスの6年半で地方の経済、私たちのこのお財布・懐(ふところ)具合、生活の実態良くなりましたでしょうか?
どうですか?お母さんなんか変わりました?アベノミクスで。
変わらないと思うんですよね。
一部の大企業や富裕層ばかりが優遇されるアベノミクスによって、今日本の社会は本当に大変なことになってしまった。
格差はますます広がっています。
正規雇用が4割を超えている。
貯蓄がない『貯蓄ゼロ』の世帯が3割を超えています。
特に子育て世代真っ只中の30代や40代の世帯で貯蓄ゼロが増えてます。
もし子供に何か急な事故があったり、病気があったら、お父さんが急に失業したら、1ヶ月先2ヶ月先の見通し、暮らしの見通しが立たなくなるような…。多くの国民がそんな不安な思いをしてる時にこの2000万円問題。
象徴的だと思うんです。
政権の中枢ですよ、副総理財務大臣金融大臣。
本当にその中枢に行って私たちの命や生命財産を預かる大切な立場にある人たちが、この庶民の暮らしの痛みからあまりにもかけ離れている。
生活者の感覚があまりにも分かっていない。
政治が、私たちの暮らしから遠いところに行っている。
私は今の政治のあり方 しっかりと歯止めをかけてまいりたいんです。
日本の借金は、国の借金1000兆円もあります。
たった今生まれてきたお子さんも一人一人が 850万円以上もの借金を、子どもたちが背負わされている。
こんな次世代に“つけ回し”をする政治、いつまでもやらせておくわけにはいかない、と私は思うんです。
命を守る。
かけがえのない平和をしっかりと守る。
そのための憲法を守っていく。
そして子ども達の虐待問題。本当に痛ましい虐待死。
通常国会で最後に児童虐待防止法が改正をされましたけれども、まだまだ予算全然足りていません。
そして『児童福祉司』さん、子ども達の最後の最後の砦となるその児童福祉士さんの数も全然足りていない。養成にも時間がかかる。
子どもの命を守るような予算にお金をかけられないで、何が増えているのか?
『防衛費』です。
防衛費ばかりが膨らんでいます。
『イージスアショア』、そして『F-35』、最新鋭のアメリカのステルス戦闘機。これ“105機も買う”という契約をしている。
後年度負担と言って、契約をした時点ではこの防衛費、最終的にこの金額いくらに膨らむか分からない。
そんな契約をしてるんです。
私は今、『憲法改正』の議論よりも、膨らんでいく一方の『防衛費用』よりも、子どもの生命・教育・私たちの暮らし・老後の安心、生活をしっかりと支える、そんな政治を取り戻してまいりたいんです。
この戦い、本当に厳しいです。まだまだ無名の新人です、加藤ちほ、無名の新人です。
まだまだ未熟ですけど、絶対に負けるわけにはいかないんです。
私は20年先の子どもたちのことをしっかりと見据えて、未来に責任を持てる政治を栃木の皆さんと一緒に再び取り戻していきたい。
暮らしの安心、生活の安定。
今必要なのは『憲法の改正の議論』ではない。
そんな私たちの思いに寄り添う政治を、皆さんとともに再び作っていきたい。取り戻していきたいと思っています。
力の限り、声が枯れるまで走り続けます。叫び続けます。
どうかお力を与えてください。貸してください。
ともに最後の最後まで、子ども達の未来を守る政治。
平和をつなぐ政治。
私と一緒に、私と一緒に作り上げてください。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
本当にご清聴ありがとうございます。
頑張ります。
ありがとうございます。
-
動画の削除・申請について
当サイト上に掲載されている情報に関して、変更・修正または削除を求める場合は、以下のフォームからご連絡ください。
選挙演説の内容を書き起こしています
このページでは、選挙情報サイト「選挙演説マップ」に登録された動画のなかから、スタッフが見た演説動画の中から印象にのこった部分を書き起こして保存しています。
※当マップの目的は人々の間にある情報格差を是正し、有権者ひとり一人が候補者の主張を理解し、投票につなげることです。特定の政党を応援したり非難する意図はございません。
インターネット選挙運動について(総務省)